小金井祭公演（2004年）

『屋根の上のヴァイオリン弾き』

第２場 テヴィエの家の外

　一日のつとめを終え荷車を引っぱって帰ってきたテヴィエは、日課になっている神との対話を始める。帰りが遅いと怒るゴールデを後目に陽気に歌う。

♪もし金持ちなら（If I Were A Rich Man）　−テヴィエ−

「もしも金持ちだったら、大きな家を建て、広い庭と、沢山の家畜を飼って、召使いを雇い…」と、つのる思いをテヴィエが歌う。時々現実とのギャップに、「ハァ〜ァ」と肩を落とす。

村人達がミルクやチーズを求めて来、もっぱらの噂…ユダヤ人の強制立ち退きのことで騒いでいると、若者（キエフの大学生パーチック）がみんなで力を合わせようと呼びかける。そしてテヴィエの家の家庭教師に迎えられることに…。